アベラール 言語と思惟
中世フランスの論理学者にして神学者であるアベラールは、「唯名論」学派の創始者でもある。後にトマス・アクィナスらに弟子のエロイーズとのロマンスでよく知られている。現代ヨーロッパ思想を決定した彼の言語と思惟を、厳密なテキスト批判を踏まえて分析する。
【目次より】
緒論
第一章 生涯と著作
第一節 弁証論の騎士
第二節 著作の命運
第二章 言語論理的思惟
第一節 文法学と思惟
第二節 弁証論と思惟
第三節 波紋
第三章 意味論的思惟
第一節 普遍名辞
第二節 動詞の機能
第三節 命題の表意作用
第四章 文法教育と倫理学
第一節 文法教育と倫理
第二節 自然倫理と内面化
参考文献および略語表
跋
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