宗教への思索
「宗教」「自己」「場所」「死」「仏教」「禅」など、東西の哲学と宗教に通暁した著者による、思索の軌跡を読む。
【目次より】
目次
1 宗教とは何か
宗教とは何か
一 生死
二 生命と生といのち
三 二重世界内存在と宗教
自己の現象学
一 自己 「我は我なり」の両義性
二 「私」はあるか 「無我」ということ
三 道程 「十牛図」を歩む
場所と自覚
一 世界内存在と「絶対無の場所」
二 覚と自覚
2 絶対無の宗教哲学
逆対応と平常底 西田哲学における「宗教」理解
一 事実と説明
二 逆対応と平常底
三 キリスト教と仏教、念仏と禅、及び宗教と現実世界
「死の哲学」と絶対無 田辺哲学と西田哲学
一 哲学と「場所」
二 絶対媒介と「矛盾の自己同一」
三 「死の哲学」 死者との交わり
四 絶対無の自覚 その場所性と実践性
禅と世界 禅・禅思想・哲学
一 問題としての「禅と哲学」
二 西田幾多郎の場合
三 鈴木大拙・久松真一・西谷啓治の場合
3 神秘主義から非神秘主義へ
マイスター・エックハルトと禅仏教 「無と真人」をめぐって
一 問題
二 叙述
三 解釈
四 転釈
五 対照
エックハルトのドイツ語説教
一 中世の神秘主義
二 「言葉」の問題
三 説教におけるエックハルトの「私」
あとがき
初出一覧
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