魔的なるもの 美と信の問題

科学技術の最先端が宇宙空間にまでその手を伸ばしつつある今日、人間は自然のなかで孤立している。著者はその原因を美と信の喪失に求め、自然本来のデモーニッシュな旋律に耳傾けつつ、詩と神話の復活を説く。ゲーテ、キェルケゴール、ドスエフスキイ、ニーチェ、マン、ハイデッガーとの対話を通して、近代合理精神の行方を問う、たおやかな思索の結晶。

【目次より】
序論 魔のありか
第一部 魔的なるもの 美と信の問題
一 ファウストとドン・ファン
二 カラマーゾフの兄弟
三 トニオ・クレーガー
四 ファウストゥス博士
五 アポロとディオニソス
第二部 詩と思索 ハイデッガーをめぐって
一 詩と言葉
二 詩と思索
三 芸術作品の根源
四 技術への問い
五 永遠と瞬間
あとがき

魔的なるもの 美と信の問題

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