西洋中世法の理念と現実

生涯を通じて追究しつづけられた西洋中世法の観念と性格をめぐる全論文および書評・学会報告を集成し、「世良法史学」の歩みを辿る。

【目次より】
目次
一 西洋封建法の基本的性格
二 法の歴史
三 西洋中世法の性格
四 封建社会の法思想
五 国家権力と法 西洋封建社会を中心として
六 法と権力
七 封建社会の法・社会思想
八 中世法の理念と現実
九 オットー・ブルンナーの「ランデスヘルシャフト」観について 身分制社会研究ノート
一〇 「良き古き法」と中世的法観念
一一 西洋中世における法と倫理
一二 中世的法観念をめぐる―つの問題 K・クレッシェルの考え方の検討
一三 書評一:石川武「ドイツ中世の平和運動における『公共性の理念』」、堀米庸三「自由と保護」
一四 書評二:オットー・ブルンナー著『ヨーロッパ その歴史と精神』
一五 学会報告:成瀬論文におけるブルンナー理論
一六 書評三:堀米庸三著『ヨーロッパ中世世界の構造』
一七 書評四:吉岡昭彦 成瀬治編『近代国家形成の諸問題』
一八 書評五:西川洋一「古代末期 中世初期における流血刑 ガリア・ゲルマーニアを中心として」
世良晃志郎先生略歴
世良晃志郎先生業績目録
編者あとがき

西洋中世法の理念と現実

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