平家物語における死と運命

「平家物語の解釈でも評釈でもない。「自然(じねん)」とか「不思議」とか「運命」という言葉を媒介にしての「平家物語」の精神風土の追究である。これらのありふれた言葉が、大野君の緻密な思索と構想によって、深い背景をもって新鮮にみごとによみがえった。王朝末から鎌倉へかけての動乱の過渡期の不安と絶望が、反って人間をしてその実存に目覚めさせ美しく深い精神の花をひらかせた。読者はこの書によって、あらためてその由来と事実を知るだろう。」--唐木順三

【目次】

平家物語における時間認識の問題 あはれと運命と無常との関連
平家物語における死の問題
その一 自然についての考察
その二 穢土についての考察
その三 不思議についての考察
浄土教における「不思議」の考察 法然・親鸞・一遍
索引

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平家物語における死と運命

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