菫色の時間(アルプ選書)

静かに昨日の山を回想する菫色の時間。
「山想」「山の博物誌」「山の手帳」「踏みあと」の4部構成からなる珠玉の山のエッセイ集。
「山が菫色に染まるのは夕暮である。風もなく、やわらかに暮れていく時である。山を下りながら、ここで煙草を吸って行かなければと思う時である。私には大切な菫色の時間である。」(「あとがき」より)

【目次】
山想
三等三角点
水楢の林にて
雨の終曲
憂鬱
翌日の夕暮
風の中の亡霊

夏の山
夏の旅
冬の山
山と旅
薄雪の林にて
緑の山

山の博物誌
停滞の日
雷鳥
めぼそ
鹿の爪あと
樹の物語
山毛欅の肌
高嶺の花
輪〓
ピッケル
帽子
山の手帳
大源太山
中禅寺湖
二箭山
釜無山
剣の八ッ峯
北鎌尾根
鹿島鑓釣尾根
地蔵峠
御嶽山
小黒部谷
カンバ沢山
丸岳
子持山
踏あと
山の裏にて
霧の山
念場ガ原
鳥甲山
外ノ川
雨飾山
老いた山の姿
あとがき

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菫色の時間(アルプ選書)

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