神の島のこどもたち

著:中脇 初枝
定価:924円(本体840円)

奇跡のように美しい南の島
そこには、もうひとつの戦争があった――

空をゆく特攻機の下、激しい空襲にさらされ、
戦争の最前線となった沖永良部島。
それでもわたしたちは生きる、この小さな島で。

青い空を沖縄に向かって飛ぶ特攻機、天国のように美しい海には死んだ兵隊さんが浮かぶ。第二次大戦末期、小さな島沖永良部に暮らすマチジョーとカミは、大切な家族を失い、食料にも不自由する日々を過ごしていた。それでも唄い、恋をし、ひたむきに働き、生き抜く。南の島に刻まれた知られざる戦争の物語。

解説:知花くらら

<本書は2018年7月刊行の『神に守られた島』、2019年1月刊行の『神の島のこどもたち』(共に講談社)を
加筆、修正して文庫化されました。>

神の島のこどもたち

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る