月の都 海の果て
天下(てんげ)三百十三年九の月。
元徐(じょ)国王の風来坊・飛牙(ひ が)は、天に戻れなくなった天令の那兪(な ゆ)を連れて東の越(えつ)国へ。
王都では瀕死の王のもと、二人の王子が後継争いの真っ最中。巻き込まれた飛牙は二の宮の陣営に軟禁されるが、折悪しく「屍(し)蛾(が)」と呼ばれる暗魅(ばけもの)が大発生する。放浪の英雄は越国を滅亡の危機から救えるか?
「人間って馬鹿みたいなことで揉めるのね」
東の越国の王位争いに
巻き込まれた元王様。
そのうえ暗魅(ばけもの)も大発生!
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