国際社会を支配する地政学の思考法 歴史・情報・大衆を操作すれば他国を思い通りにできる

著:ペドロ・バーニョス 訳:金関 あさ 訳:村岡 直子 訳:神長倉 未稀
定価:2,640円(本体2,400円)

隣国を出し抜き、大衆をコントロールする権力者たちの「16の戦略」とは?
国防・諜報の裏の裏まで知り尽くしたトップレベルの軍事戦略家が、勝ち残る国がやっていること・やらないことを、歴史上の出来事や最新の世界情勢をもとに明かす。

世界はまるで、学校の教室のようなものだ。権力を握り影響力をおよぼす「リーダータイプの子」は、その力をみんなのために使うとは限らない。自分のパワーを誇示し、弱い者や気に入らない子を徹底していじめることもある。
リーダーの周りにいる「取り巻きの子」は、強いリーダーにこびへつらって自分の立ち位置を守る。「いじめられっ子」を残酷にいびるのは、リーダーよりも取り巻きの子のほうだったりする。
リーダーのグループには入らず、べつに権力も望まない「マイペースを貫く子」も存在するが、彼らとは別に「どんな活動にも参加しない子」もいる。彼らはかたくなで、誰かに馬鹿にされたら、思ってもみないような過剰反応する。
さあ、どの国が、どの子だろう? 

権力者の偽善とかけひき、カネ、情報、大衆、宗教、善意さえも武器にするしたたかな権力者たち。国際社会のパワーゲームで、これからの世界が地政学的に見えてくる。

〇世界一“隣人”が多い国・中国の黒い本音
〇“善人主義”を掲げる米国の野心
〇あえて“マッドマン”を装う? 金正恩とトランプ
〇キューバ戦争とイエロージャーナリズムの誕生
〇金が欲しければ、戦争を準備せよ
〇ソロスが操る多国籍グループ企業

地政学とはそもそも、地理的位置や歴史に基づいた政治や国家戦略だった。
だが、グローバル時代を迎えた今、「地球全体」を隣国として考える必要が出てくる。
つまり現代の地政学とは、「国際規模の事柄に影響をおよぼす目的で展開される、すべての活動」である。

国際社会を支配する地政学の思考法 歴史・情報・大衆を操作すれば他国を思い通りにできる

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