さよならが言えるその日まで

著:高木 敦史
定価:1,705円(本体1,550円)

ねぇ、嘘だって言ってよ、お父さん――。

その日、ありふれた日常がひっくり返った。
教え子を誘拐したまま、事故死した父。
親族、警察、マスコミーー誰も何もわかってない!
遺された娘は、父の名誉にかけて、真相を追う。

このほろ苦さ、感涙必至! 「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!


静岡県沼津市で交通事故が発生、運転していた小学校教諭の森遠謙介が死亡した。
一人娘の伊緒が悲嘆にくれる中、驚愕の事実が判明する。
事故発生日の未明から、謙介の教え子である恩田六助の行方がわからなくなっていたが、
その痕跡が車内から発見されたという。
お前の父親は誘拐犯だ!
周囲からの非難、マスコミの追及、警察の圧迫――。
折れそうな心を奮い立たせ、真実を知るため、伊緒は六助を捜し始める。

さよならが言えるその日まで

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