人間に向いてない
「今年読んだ本の中で、私のベスト3に入る1冊!」――宮部みゆき(帯コメントより抜粋)
話題騒然の傑作! 続々大重版!! 心を揺さぶる衝撃の家族小説。
「家族という病」に苦しむ、息子、娘、母、父、すべての人に届けたい。
ある日突然発症し、一夜のうちに人間を異形の姿へと変貌させる病「異形性変異症候群」。政府はこの病に罹患した者を法的に死亡したものとして扱い、人権の一切を適用外とすることを決めた。十代から二十代の若者、なかでも社会的に弱い立場の人たちばかりに発症する病が蔓延する日本で、異形の「虫」に変わり果てた息子を持つ一人の母親がいた。あなたの子どもが虫になったら。それでも子どもを愛せますか? メフィスト賞受賞作!
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