鏡の国のアリス
アリスは黒い子ネコのキティを、鏡のところまでつまみあげて、言いました。
「おりこうにしないと、鏡の国に押し込んでしまうよ」
「鏡のむこうに見えている部屋があるわね。そこにあるものは、みんなあべこべになっているの」
話しているうちに、暖炉の上の鏡は、銀色の霧のようにとけだしていきました。アリスは鏡を通り抜けて、鏡の国の部屋に入り込んでいたのです。
やがてアリスの前に、赤の女王さま、ハンプティ・ダンプティ、ユニコーン、白の騎士など、おかしな住人たちが次々と現れます。 「ふしぎの国のアリス」の6年後に出版された本書は、前作と同じく、ファンタジーの傑作として知られています。
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