古本説話集 合本版

著:高橋貢

鎌倉時代初期成立と見られる撰者未詳の無名説話集が昭和18年に発見され、斯界の耳目を驚かせた。そして、原本が散佚した「宇治大納言物語」の流れを汲むこの作品は、日本古典文学の貴重な財宝となった。貫之・躬恒・和泉式部・赤染衛門など、王朝歌人たちの逸話を多く集め、宮廷文化の典雅な世界が展開する。世俗説話46話と仏説話を収録。


鎌倉時代初期成立と見られる撰者未詳の無名説話集が昭和18年に発見され、斯界の耳目を驚かせた。そして、原本が散佚した「宇治大納言物語」の流れを汲むこの作品は、日本古典文学の貴重な財宝となった。貫之・躬恒・和泉式部・赤染衛門など、王朝歌人たちの逸話を多く集め、宮廷文化の典雅な世界が展開する。
和歌説話集で、世俗説話46話。
風雅な生活を送った大斎院も、出家し往生を遂げる。恐怖・病・飢えなど当時の人々の生活感を投影した話や観音・毘沙門・吉祥天女の霊験奇瑞(れいげんきずい)の逸話が展開する。貴族子女の啓蒙書として編纂され、王朝文化の雰囲気を醸す仏教説話24話。
トータルで70話を収録。
日本古典文学の一大ジャンル説話文学の領域で魅力ある作品の全訳注。

古本説話集 合本版

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