誰かの家
表題作を含む6つの短篇恐怖小説集。得体の知れない恐怖が背中に貼りつき、うごめき続ける。三津田怪異ホラーの戦慄が読者を待つ。
「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」
拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。
怪談の形で迫る六篇、三津田信三恐怖譚集。
再会した中学時代の友人は、奇妙な話を語り出した。幽霊屋敷と噂の奇っ怪な邸宅。無人でも廃墟でもなく、時折人影や窓の明かりが目撃されるという。不良少年だった彼は悪友に唆され、半ば肝試しのように館に独り忍び込む。(表題作)日常の裂け目の奥底で戦慄が踊る、"身も心も総毛立つ"ホラー短篇小説集。
怪異譚が紡ぐ悍(おぞ)ましきものがひたひた迫り来る。
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