大江戸怪談どたんばたん(土壇場譚) 魂豆腐
1篇5分で身も凍る。怖気、滑稽さ、ノスタルジー。これぞ日本の怪!! 泥酔すると豹変して寺の鈴緒にぶら下がる男、露天で買った亀の甲羅に息子が閉じ込められ半狂乱となる父、自らの水子の霊に祟られて大好物の饅頭を絶ち供養する飯盛女、小塚原刑場に曝される生首女の口を吸う男……そこはかとない怖気と滑稽さが背筋を摩る大凶評江戸奇譚、怒濤の33連発。
1篇5分で身も凍る。怖気、滑稽さ、ノスタルジー。これぞ日本の怪!!
泥酔すると豹変して寺の鈴緒にぶら下がる男、露天で買った亀の甲羅に息子が閉じ込められ半狂乱となる父、自らの水子の霊に祟られて大好物の饅頭を絶ち供養する飯盛女、小塚原刑場に曝される生首女の口を吸う男……そこはかとない怖気と滑稽さが背筋を摩る大凶評江戸奇譚、怒濤の33連発。
書き下ろしに加え『大江戸怪談草紙 井戸端婢子』 (竹書房文庫) 』の半分と「IN・POCKET」連載を加えた講談社文庫オリジナル。
江戸というノスタルジックな舞台を借りると普段は書きづらい人情や友情、人の哀れみや苦悩がてらいなく描けました。掌に収まってしまうような怪談から刺戟の強いものまで様々に取り揃えましたので、ぜひお手にとって下さいませ。―平山夢明
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