ドストエフスキー人物事典

著:中村 健之介
定価:1,760円(本体1,600円)

「死せる生」にあって「生ける生」を求める――。作家の分身である登場人物たちが作品の中で繰り返し展開するテーマ、それは苦痛の中に生きる人間の現実である。処女作『貧しい人たち』から絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』まで、全小説の内容紹介とともに百九十三人の主要登場人物を論じ、ドストエフスキー文学の魅力に迫る、読む「人物事典」。(講談社学術文庫)


読む前に、読むときに、読んでから――この一冊で“文豪”のすべてがわかる!

「死せる生」にあって「生ける生」を求める――。作家の分身である登場人物たちが作品の中で繰り返し展開するテーマ、それは苦痛の中に生きる人間の現実である。処女作『貧しい人たち』から絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』まで、全小説の内容紹介とともに百九十三人の主要登場人物を論じ、ドストエフスキー文学の魅力に迫る、読む「人物事典」。

ヂェーヴシキン(『貧しい人たち』)、ラスコーリニコフ、ソーニャ(『罪と罰』)、ムィシキン(『白痴』)、ピョートル、マリヤ(『悪鬼ども』)、アルカーヂー(『未成年』)、ドミートリー、イワン、アリョーシャ(『カラマーゾフの兄弟』)――。作家の分身たる193人の主要登場人物の徹底探究を通し、全小説を貫くテーマ、そして普遍性と現代性を浮き彫りにする。崇拝のベールを取り払い、ドストエフスキーの実像がここに現れる。

※本書の原本は1990年、朝日新聞社から刊行されました。

ドストエフスキー人物事典

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