ベースボールの詩学
百年以上も前に、ピラミッドをバックネット代りに試合をしたアルバート・スポルディングの世界一周興行。塁間九十フィートを決めたアレグザンダー・カートライト。その距離が、盗塁や併殺のクロスプレイをうみだしてきた……。ベースボールの起源をたどり、詩との同一性を見出す鮮烈な名篇。「ただ一個の白いボールが、この本全体なのである」。(講談社学術文庫)
人類はなぜベースボールを友とするのか。ボールを投げて、打つ。この遊びがやがてルールをまといはじめる。たかだか19世紀のことである。スポーツの本質を、詩人の感性で調べ尽くした快著!
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