夜逃げ町長
出馬予定の県会議員選挙の前夜、町長が行方をくらました。地方の平和な田園風景の中にくりひろげられる滑稽な人間模様の数々! 事実に基づく題材を、鋭利で、しかも軽妙な文体で活写した、記録文学の傑作。他に不可抗力として著者を襲った「落第について」、「幻、夢、うつつ。」など8つの作品集。哄笑・傑作小説集。
〇小嵐九八郎 実際のことは1979年から1983年にかけてで、米ソ対立があった中で日本は自民党の下で割あい“安泰”だったけれど、主役の町長の悪人ぶりには腹の肉がおかしくなるほど“哄笑”せざるを得ぬ。――<「解説」より>
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