わが美的洗脳 大岡昇平芸術エッセイ集

著:大岡 昇平
定価:1,650円(本体1,500円)

14歳、初めて聴いたベートーヴェン「第五」に一撃を喰らい、26歳、スタンダールの手引きで出合った「フィガロ」に震駭、熱烈なモーツァルティアンに。その音楽の魅力を音符にまで遡って究めんと50歳を過ぎてピアノと作曲法を学ぶ――。音楽は単なる趣味を超えて、その人生と文学に霊感を与え、更なる真摯な探求に彼を駆り立てた。音楽、映画、演劇等、芸術随想46篇に、武満徹、吉田秀和との対談を併録。


モーツァルトさえあればよかった!
生誕100年。大岡芸術論の精華

14歳、初めて聴いたベートーヴェン「第五」に一撃を喰らい、26歳、スタンダールの手引きで出合った「フィガロ」に震駭、熱烈なモーツァルティアンに。その音楽の魅力を音符にまで遡って究めんと50歳を過ぎてピアノと作曲法を学ぶ――。音楽は単なる趣味を超えて、その人生と文学に霊感を与え、更なる真摯な探求に彼を駆り立てた。音楽、映画、演劇等、芸術随想46篇に、武満徹、吉田秀和との対談を併録。

齋藤愼爾
私は時に想像する。小林秀雄や大岡昇平が竹針を削り、蓄音機のレバーを交々廻し合った熱っぽい青春を。「己れを空しくして、ひたすら音を聴くという固有時」――そのむごいまでの孤独の相貌。ひとが音と出会うにはそれ以外にないのではあるまいか。――<「解説」より>

わが美的洗脳 大岡昇平芸術エッセイ集

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