『徒然草』を読む
京の町衆の家に生まれ育ち、当代きっての文人学者として、東西文学を自在に往還し続ける著者が、随筆史上、最大の古典『徒然草』を読み解く――。鎌倉時代末の乱世を出家遁世し、歌人であることを隠れ蓑に、反時代的に生きた兼好のざわめく心、色好み、もののあはれ、無常の世の処し方、有職故実の世界への思いなど、その人間性の複雑さと心の深層からの言葉を探る。兼好の筆触に迫る随筆仕立ての名著。
人生とは何かを問う「徒然草」味読の醍醐味 随筆史上、最大の古典「徒然草」を、フランス文学者にして、名随筆家の著者が読み解く。無常の世の処し方、人間の楽欲、色欲等、兼好の心の深層からの言葉を探る。
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