自立が苦手な人へ―福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ

著:長山 靖生
定価:814円(本体740円)

【著者からのメッセージ】
今、ちゃんと自立できている人はどれくらいいるのだろう。
長引く不況で経済的な自立はますます困難になっている。
四十すぎても親に援助をしてもらっている人も少なくない。
そういえばどこかの元首相も……。
だいたい現代日本では、国家自体が自立できていないという問題もある。
かくいう私も、子育てでは親に依存しているので、大きなことは言えない。
はっきりしているのは、いまや自立は大人の出発点ではなくて目標になりつつあるということだ。
「自立」について徹底的に考え、生活と社会を立て直したい。

【目次】
第一章 現代人が直面している「困難」の正体
第二章 自立への一歩―福沢諭吉に近代日本の出発を学ぶ
第三章 経済的自立と学問―福沢的「向上心」VS.漱石的「覚悟」
第四章 「いい仕事」と欲望装置と「自分らしさ」
第五章 弱者化する日本人
第六章 自立した個人と共同体の再生

自立が苦手な人へ―福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ

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