帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて

著:鳩 かなこ 絵:今 市子
定価:660円(本体600円)

夢でよいと思った。夢のほうがよいとも――。
切なすぎるほどに美しい、もうひとつの恋物語が幕を開ける。
濃艶な「大正浪漫」にさらなる磨きをかけ期待の大型新人、待望のシリーズ第2弾!

すべては勘違いからはじまった――。ときは大正。女たちがひしめき合う吉原遊廓で生まれ育った横山春洋(はるみ)は、帝都の一高をやめ、いまは京都で絵画を学ぶ身。久しぶりの実家で座敷にあがった春洋は、馴染み客の息子・岡野紘彦と出逢う。紘彦からのまっすぐで無垢な求愛に、心惑わされる春洋。惹かれ合うもすれ違うふたりは――。濃艶な文体で綴られる、切ない恋物語。待望のシリーズ第2弾!

帝都万華鏡 梔子香る夜を束ねて

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