トキメキ 図書館 PART4 -十八年目の卒業式-

著:服部 千春 絵:ほおのき ソラ
定価:715円(本体650円)

放課後の図書館で、萌は宙と亮介に、みずからの秘密を打ち明けた。3年前に亡くなった海の姿が見えるようになったこと。崖から落ちかけた宙を海といっしょに助け、その後、海が消えていったということ……。萌の話をじっと聞いていた宙と亮介はショックを抱える。そのとき萌は、図書館に男の子がいることに気づく。声をかけようとした矢先、萌は発熱のため倒れてしまい、気づくと男の子はいなくなっていた。


放課後の図書館で、萌は宙と亮介に、みずからの秘密を打ち明けた。
引っ越してすぐの頃から、3年前に亡くなった海の姿が見えるようになったこと。崖から落ちかけた宙を海といっしょに助け、その後、海が消えていったんだということ……。
萌の話をじっと聞いていた宙と亮介だが、それぞれにショックを抱える。
そのとき、萌は生徒が帰ったはずの図書館に、6年生ぐらいの男の子がいることに気づく。声をかけようとした矢先、萌は発熱のため倒れてしまい、気づくと男の子はいなくなっていた。
卒業式の練習中に、萌はこの前図書館にいた男子がぽつんといることに気づく。耳鳴りのような空気の揺れる音を感じた萌は、「もしかしたら、ユーレイさん?」と思う。
その男の子は、18年前に2学期の間だけ朝日小に引っ越してきた転校生で、ひとみ先生の同級生だったのだ。

トキメキ 図書館 PART4 -十八年目の卒業式-

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