里見八犬伝

著:栗本 薫
定価:1,540円(本体1,400円)

『里見八犬伝』は、江戸時代の読本作家・曲亭馬琴が、28年の年月と失明の不運をのりこえて完成させた全106冊にも及ぶ大伝奇小説だ。悪と戦う正義の犬士たち、義のために犠牲となる女たちが織りなす波瀾万丈の物語は、エンターテイメント小説の原点として尽きない魅力を放つ。

正義の八犬士 波瀾万丈の物語
「いざこいっ!」犬飼見八vs.犬塚信乃、屋根の上の死闘にハラハラ。
辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!

仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌――。
南総里見家の息女伏姫の胎内から八方に飛びちった8個の玉にしるされた8つの文字。その玉をもって生まれ出た8人の勇士が、運命の糸に引き寄せられるように出会い、ともに戦い、また別れていく。『里見八犬伝』は、江戸時代の読本作家・曲亭馬琴が、28年の年月と失明の不運をのりこえて完成させた全106冊にも及ぶ大伝奇小説である。悪と戦う正義の犬士たち、義のために犠牲となる女たちが織りなす波瀾万丈の物語は、エンターテイメント小説の原点として尽きない魅力を放っている。

名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。

<目次より>
第1話 八房たわむれの言に感じて手柄をたて、伏姫深山に花の盛りを拉致されること――物語のはじまり。
第2話 八犬士の一、犬塚信乃故郷を出ること。それにまつわるお話の数々。美少女浜路非業の死をとげ、二犬士あいまみえること。
(以下略)

監修
司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし
編集委員
興津要/小林保治/津本信博

里見八犬伝

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