枕草子
『枕草子』は、平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。宮中でのセンスあふれる会話や歌のやりとり、みずからの体験をふまえた恋愛模様、人間模様などをつづった段と内容はさまざまである。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。
鋭い知性と感性にあふれた日本初の随筆文学
ドキドキ!思わずふきだしたり、感心したり。
辞書なしで、古典の名作がラクラク読める!
『枕草子』は、
平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。宮中でのセンスあふれる会話や歌のやりとり、宮廷人の遊びや男女のファッションなどを色あざやかに描いた段、現代的ともいえる女性感覚で切りとった自然や風物、そして、みずからの体験をふまえた恋愛模様、人間模様などをつづった段と内容はさまざまである。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。
名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。
<目次より>
第1段 四季の美しさ 春はあけぼの……
第8段 中宮がお産のために 大進生昌が家に……
第9段 命婦のおとどという名のねこ うえにさぶらう御ねこは……
第23段 清涼殿のはなやかさ 清涼殿の丑寅のすみの……
第24段 女の生き方 おいさきなく……
第25段 興ざめなものは すさまじきもの……
第28段 いやな、にくらしいもの にくきもの……
(以下略)
監修
司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし
編集委員
興津要/小林保治/津本信博
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。