空の帝国 アメリカの20世紀

著:生井 英考
定価:2,530円(本体2,300円)

講談社創業100周年記念出版 刊行開始!

ライト兄弟から9.11へ
「現代の帝国」はどこへ向かうか

20世紀初頭、ついに実現した「飛行の夢」。しかし、庶民が育んだ「空の文化」は、やがて「空爆」という悪夢を人類にもたらす。2度の世界大戦とヴェトナム戦争、東西冷戦を経て、「空の覇権」を握った超大国の「戦争の世紀」。

■「興亡の世界史」第1回配本。スタートは「現代アメリカ」から!
歴史が浅いアメリカ合衆国の、しかも「現代史」から歴史全集が始まった例は、今までほとんどないでしょう。しかし本シリーズではあえて、ここから歴史を見直していきます。これからの世界を考える時、まず誰もが気になるのが「この国」の動向でしょう。著者の生井氏は「日本人にとって、よくわかっているようで、実は案外わからないのがアメリカという国なのです」と述べています。

■「現代の帝国」は、「空の覇権」をいかに握ったか?
陸の帝国=ローマ、海の帝国=大英帝国、そして、ついに「空の覇権」を争うに至った人類の、現在最強と目される「帝国」が、アメリカです。しかしもともと、アメリカの「空の文化」はライト兄弟やリンドバーグに代表される「庶民」が担ったものでした。それがいつの間に現在のような「空の軍事大国」と化したのでしょうか。

■ライト兄弟から9.11事件に至る「戦争の世紀」への新たな視座
空から爆弾の雨を降らせ、街ごと焦土と化す――。「空爆」そして「原爆投下」は、20世紀の人類が初めて体験した惨劇です。本書は、この悪夢を生んだ「アメリカの世紀」を、政治史・外交史ではなく、文化史の面から描きます。飛行機械に夢を託した「マシーン・エイジ」、「真珠湾」をめぐる巧みなプロパガンダ、ヴェトナム戦争で殉職した女性カメラマンや、「9.11」の社会的トラウマなど、著者独自の新鮮な視点と素材から、「戦争の世紀」を見つめなおします。

空の帝国 アメリカの20世紀

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