橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>
二〇〇六年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ!
33歳のシングルマザーに「殺意」はあったのか?
極悪非道と罵られ、死刑を求める大合唱の中、著者の丹念な取材で浮かんできたのは、まったく別の人物像だった!
2006年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香(はたけやますずか)。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰(ずさん)さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ!
これは、哀れな「魔女」の裁判にかかわる記録である。
「畠山鈴香」は、わたしであったかもしれない。
※本書は2009年6月、平凡社より刊行された単行本に加筆訂正したものです。
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