おひとりさま、犬をかう

著:折原 みと
定価:660円(本体600円)

「犬をかいたい」幼い頃の夢を30代で叶えてから十数年。子犬の育児に悪戦苦闘。湘南への移住と犬との暮らしで変わった人生。犬が教えてくれたこと。幸せな別れと次への一歩……。覚悟さえあれば手に入る“イヌ充ライフ”をユーモアたっぷりに描いた「独身・家持ち・40代」少女漫画家の赤裸々エッセイ。<文庫書下ろし> (講談社文庫)


折原みと 「はじめに」より

 犬でも猫でもウサギでも、生き物と一緒に暮らすのってラクじゃない。
 ましてや、「おひとりさま」ならなおさらだ。
 さしずめ、シングルマザーが母ひとり子ひとりの子育てをするようなもの!? ……と言ったら大ゲサかもしれないが、少なくとも私にとっては、そのくらいの覚悟のいることだった。
「大人になったら、絶対に犬を飼う!!」と心に誓ったのは小学生三年生の頃。
 ようやくその夢を実現させたのは、それから20数年後、30を過ぎてからのこと。
 犬を飼える生活と環境、ひとつの命を守り育てるだけの自信と責任感を持てるまでには、それだけの年月が必要だったのだ。
 今から15年前、
「よっしゃー!! 犬を飼うぜ!!」と一大決心した30代独身少女漫画家は、長年住み慣れた東京から湘南の海野街へと移住し、周囲の心配を他に車の免許をGET。ゴールデンレトリバーの子犬を「家族」として迎えた。
 13年半の間、最高のパートナーとなってくれた“リキ”との出会い、初めての子犬の「子育て」。犬と一緒の湘南ライフ。犬を飼ったおかげで気付いたことや経験できたこと。犬がつないでくれた人との縁。時にはタイヘンなことも、振りまわされることもあるけれど、それでも間違いなく幸せで、かけがえのない犬との生活。
 少女漫画家はイメージが大事なので(笑)、今まであまり私生活はさらさないようにしてましたが、この本では
「リア充」ならぬ「イヌ充」作家のリアル人生と日常、ぶっちゃけます!!
 動物を飼っている方にも、そうでない方にも。
「おひとりさま」にも「おふたりさま」にも「ファミリー」にも。
 いろんな方に、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
 どうぞ気楽におつきあいくださいませ。

おひとりさま、犬をかう

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