質草破り 濱次お役者双六 二ます目
芝居者が嫌いな質屋の女主人と、芝居を捨てられない三味線弾き。
ふたりの心を溶かすのは、容易じゃない。
訳ありの住人ばかりが集う、通称“烏鷺入(うろいれ)長屋”に引っ越した役者の濱次(はまじ)。その家主で質屋のおるいは、筋金入りの“芝居者嫌い”だった。ある日、金を借りに来た三味線弾きの豊路に、おるいは意外な、けれど芝居で大切な役割を担う「あるもの」を質入れしろと言う。濱次シリーズ第二弾、待望の文庫書下ろし。
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。