逢わばや見ばや 完結編

著:出久根 達郎
定価:639円(本体581円)

月島の古本屋店員をしていた「私」は、巣立ちのときを迎え下町の風情が残る東京の西、高円寺に店を構える。やがて結婚し、古本の売行きが伸びなくなってくると独自に目録「書宴」を作りはじめた。「書宴」に書いたエッセイに目を留めた編集者の勧めで書籍になり、やがて小説家と古本屋の二足の草鞋を履くことになった。古書をこころから愛する著者による下町の人情と古書への愛情が詰まった傑作自伝的長編小説(講談社文庫)。


長編自伝小説、ついに完結。
古本屋は天職である、と信じていた

古本屋の小僧だった達ちゃんもついに独立。どことなく月島の雰囲気が漂う下町風の街・高円寺に古書店を構え、羽ばたきだす。本から薫る時代のにおいを伝えたくて、古書に携わってきた。夢を辿る途上に待っていた文学賞との出会い。だが、商売は畳まない。これは天職だから。自伝的長編小説、ついに完結。

逢わばや見ばや 完結編

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