骨董屋征次郎京暦

著:火坂 雅志
定価:785円(本体714円)

京の八坂下、夢見坂の骨董屋「遊壺堂」を営む柚木征次郎。御一新の世の中で移ろう世間の価値観に抗って、日本古来の文物を守ろうと西洋化の波と対峙する。骨董をただの“もの”として西洋に売りさばこうとする輩と文化の価値を信ずるものとの戦いは、自ずと過酷なものとなっていくのだが……。前作品集『骨董屋征次郎手控』につづく、骨董屋シリーズ第二弾にあたる傑作時代短編小説集。(講談社文庫)


闇の骨董鑑定人が文明開化の京を往く

文明開化の波高く、世の中の価値観がひっくり返った明治初頭。5年には日本初となる京都博覧会が開かれたが、並んだものは見るに堪えない贋物(がんぶつ)ばかりだった。闇の骨董鑑定人・征次郎は長い時を経てきた日本の宝が異国へ流れるのをふせぐため、裏取引の市に踏みこむが。移る世に変わらぬ義を描く傑作時代連作集。

骨董屋征次郎京暦

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