江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝
世間を笑い、己を笑う。
裁かば裁け、筆誅を――死ね!
寺門静軒『江戸繁昌記』はベストセラーとなったため発禁本となった
在野儒者の波乱の生涯
在野の儒者・寺門静軒は、仕える先も見つからず悶々と困窮の日々を過ごしていた。自分のせいなのか、世間のせいなのか。苦悩する静軒は、漢文戯作で諧謔(かいぎゃく)味たっぷりに江戸の町を活写し出板することを思いつく。思いのたけをぶつけた『江戸繁昌記』は当時のベストセラーとなるのだが……。痛快なる波乱の生涯。
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