美濃牛

著:殊能 将之
定価:1,142円(本体1,038円)

病を癒す力を持つ「奇跡の泉」があるという亀恩洞(きおんどう)は、別名を〈鬼隠れの穴〉といい、高賀童子(こうがどうじ)という牛鬼が棲むと伝えられていた。運命の夜、その鍾乳洞前で発見された無惨な遺体は、やがて起こる惨劇の始まりに過ぎなかった。古今東西の物語の意匠と作家へのオマージュが散りばめられた、精密で豊潤な傑作推理小説。(講談社文庫)


様々な意匠を駆使して描く傑作長編探偵小説。奇跡の泉を取材するため暮枝村を訪れた天瀬は、そこで名門一族を巡る異様な殺人事件に巻きこまれてゆく。精緻にして諧謔味豊かな傑作長編ミステリ、堂々の文庫化。

美濃牛

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