偽悪のすすめ 嫌われることが怖くなくなる生き方

著:坂上 忍
定価:924円(本体840円)

「嫌いなのは仕事とブス」「有り金はすべて大晦日の競艇に注ぎ込む」など世の顰蹙を買う数々の名言、潔癖王と呼ばれるほどのきれい好き、46歳にして芸歴43年、使い捨ての子役をなくすための養成校設立、そして、有り金を全部注ぎ込んでしまうギャンブル狂……アンチモラルの自然体な存在感が異彩を放つ坂上忍。正しさ、計画性ばかりが求められ、生き苦しい世の中を貫く、いま必読の痛快・破天荒生き方論。


「嫌いなのは仕事とブス」「有り金はすべて大晦日の競艇に注ぎ込む」……世の中の顰蹙を買う数々の名言を残す坂上忍。しかし、彼の本音の暴言を、モラルから批判することはできても、本当のところで否定できる人はいないかもしれない。裸一貫、捨て身で生きている無頼の男は、保身という考えとはまるで無関係。それは、私たちが社会生活を営むうえで蓋をしてごまかしている「真実」をつまびらかにしてしまうからです。
社会的に正しい言動が、人の営みにおいて本当に正しいとは限らない。コンプライアンスでポライトであることを追求した結果、あらゆる業界で「本物」がいなくなっています。管理するだけで、価値を創造できず、他人を批判し保身に走るだけの人間が跋扈しています。
そのご時世にあって、潔癖王と呼ばれるほどのきれい好き、46歳にして芸歴43年、バラエティ番組で見せる激しい本音の数々、使い捨ての子役をなくすための養成校設立、そして、有り金を全部注ぎ込んでしまうギャンブル狂……坂上忍の存在はやはり異彩を放っています。
「正しく」もない、「計画的」でもない、「賢く」もないかもしれない。しかし、彼の生きざまは、頭で考えただけの小賢しい「正しい生き方」を木端微塵にするだけの破壊力に満ちています。
著者が推奨する、「嫌われることを恐れない生き方」ができれば、きっとその人の本質が個となって世の中に浮かび上がってくるはず。そんなことを教えてくれる、アンチ・ロールモデルに学ぶ、逆説的なまったく新しい人生バイブルです。

偽悪のすすめ 嫌われることが怖くなくなる生き方

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