恐慌下におけるA級の店選び 究極の法則
ミニ予算でもプチ幸福運ぶ「え~級」の店。「心までは不景気にしない」現代の名店の条件。「カネ、地位、名声」をひけらかさずにすむ「うまいのに安い!」居場所。
ミニ予算でもプチ幸福運ぶ「え~級」の店
「心までは不景気にしない」現代の名店の条件
「カネ、地位、名声」をひけらかさずにすむ「うまいのに安い!」居場所
不景気になると、日本人は松下幸之助翁の言葉にすがる。実際、翁はいい言葉を残している。「心まで不景気になるな」わたしは紹介した店にすぐ行くべし、とはいわない。紹介した店で、すぐ幸福を味わえるとはいわない。「え~級」はおおむね零細企業である。グローバルスタンダードは存在しない。ただ店と常連のあいだで暗黙のうちに決まったローカルルールだけがある。一見客はそのルールに従わないといけない。そしておそらく、常連になってこそ真価が味わえる。そのとき「え~級」の店で、心の不景気はおさまっている。客が殺到などしたら困る店ばかりである。たとえばこの本を見て行った気になったら、そして元気になったら、じつに「え~」。大恐慌下にふさわしい、じつに安上がりな娯楽ではないか。
●恐慌の哀愁を肴にトリで一杯
●心の不景気がふっとぶ肉パワー
●三丁目の夕日に輝けるごちそう達
●すばらしき哉、オヤジの居場所
●寒い夜だから……鍋を待ちわびて
●フツーめしのフツーでない味わい
●悠久の歴史と味に憂き世を忘れ
●からい料理でつらい時代を生きる
●夕方から立って呑むぜいたく
●ミニ予算でプチしあわせに遊ぶ
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