なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?

著:岸本 裕紀子
定価:880円(本体800円)

現代の若者は、チャレンジ精神に富む、というよりは安定志向である。自分の将来や仕事について真剣に考えれば考えるほど不安に陥るので、とりあえずは何事にも過剰な期待を抱かず、トラブルなく毎日を過ごし、無理せず手堅く生きることをよしとする。本書はそんな、競争社会と若者たちのズレに着目し、その実態を述べたものである。


競争しない若者が「競争社会」を変えてしまう!
意外にも終身雇用、年功主義を支持!
格差社会の上下にはさまれた、大多数のごく普通の若者たちの意識と行動をリアルに分析

現代の若者は、チャレンジ精神に富む、というよりは安定志向である。自分の将来や仕事について真剣に考えれば考えるほど不安に陥るので、とりあえずは何事にも過剰な期待を抱かず、トラブルなく毎日を過ごし、無理せず手堅く生きることをよしとする。「半径1m以内」でこぢんまりと生活するのが好きだが、それを自分流に心地よく整えたり、楽しく暮らすセンスは抜群だ。(略)そんな安定志向の若者たちが、働く人々が終身雇用に守られていた古き良き日本でなく、現代の熾烈な競争社会、格差社会に存在していることが皮肉に思えるし、不思議でもある。競争社会なのに、競争意識が希薄な若者たち。本書はそんな、競争社会と若者たちのズレに着目し、その実態を述べたものである。

●成果主義か終身雇用か
●頑張れるのに頑張らない若者たち
●まだまだいびつな競争社会
●競争社会的結婚
●おばあちゃんが好きなことが好き
●「ちょこっと和」の底に流れるもの
●車もブランド品もいらない
●ありがとう現象
●アキバ系の可能性
●再チャレンジ政策の方向

なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?

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