正面を向いた鳥の絵が描けますか?

著:山口 真美
定価:880円(本体800円)

貴方の描く似顔絵は、折り紙にも負けている……。絵は「心の世界」。視覚と脳の不思議な関係を探る。まったく同じ世界を見ているはずなのに、私だけうまく描けないのは、いったいなぜ……?


貴方の描く似顔絵は、折り紙にも負けている……
絵は「心の世界」視覚と脳の不思議な関係を探る
まったく同じ世界を見ているはずなのに、私だけうまく描けないのは、いったいなぜ……?

絵を“うまく”描くことは、ふつうの人にはとても難しいように思える。自分の描いた絵は、どうしても微妙に歪んで見える。きちんとスケッチできるためには、特別なトレーニングか、あるいは特殊な才能が必要なのかと考えてしまう。絵が好きな人がいる一方で、絵を見ることすら苦手と感じる人もいるようだ。家族や恋人に美術館へと連れられて、しぶしぶ人の後をついて行くといったようなタイプだ。(略) しかしヒトの脳を調べるほどに、絵を描くことと絵の鑑賞は、ごくふつうの脳が持つ能力の延長線上にあることがわかってくる。(略) 私たちの脳や眼が、空間世界を表現するのを邪魔しているのだ。絵を描くレッスンは、いかに自分の見方を変えるかにこそある。

●絵の才能と脳の持つ才能
●絵を描くことを難しくするもの
●両眼が立体を描くことを邪魔する
●見たいところだけ見ている私たち
●小さな赤ちゃんが見る世界
●絵の天才は、いつから天才?
●なぜ私たちは顔にこだわるのか?
●美人と童顔は得をする?
●形を見るにはトレーニングが必要
●頭でっかちは美術鑑賞の邪魔?

正面を向いた鳥の絵が描けますか?

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