日本の地名遺産 「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51

著:今尾 恵介
定価:964円(本体876円)

無音、心像、八尺鏡野。いったいどう読む? 日本中の地名リストラを敢行した平成の大合併。しかしその嵐のあとも、地図に目をこらせば、おもしろ地名は各地に生きている。地名は歴史のタイムカプセル! 日本全国・謎の地名を訪ね歩く!


極楽、驚、硫酸町。
地名は歴史のタイムカプセル!
日本全国、ナゾの地名、ヘンな地名を訪ね歩く。

読めますか?
八尺鏡野、鬼無里、心像、無音、領巾振、防己、馬渡、一雨、口分田……

数年前に郵便番号が7ケタになったとき、郵便番号簿が分厚くなりました。従来の大まかな区分けから、すべての町(大字)に番号をふる方式に変わったからです。それと同時に郵便番号簿は無料の「日本地名索引」になりました。珍しい地名を味わうことに喜びを見いだしていた私は、そこに掲載された14万ほどの地名を1つ1つ吟味し、珍しい地名に赤鉛筆で線を引いていきました。そして、特に興味を引かれたものをリストアップし、その土地を訪ねてみました。地名の由来を知るには、教育委員会を経由するなど「正統的」な方法もあるでしょうが、私は地元の人に聞くことを選びました。古い地名の由来は不明な場合も多いのですが、「正確な由来」よりも、その地名が、現地でどんな物語をあわせもっているかを知りたかったからです。

●伯母様=オバサマ所領の村!?
●極楽=極楽行きのバスが来た
●馬鹿川=そこまで言われる理由
●西広門田=これでカワダとは!?
●納屋=延々続く「浜地名」の謎
●猿鳴(さるなぎ)=宇和海の入江で猿が鳴く
●雨潜(あめくぐり)=高麗の神が雨に降られて
●耳=伯耆国(ほうきのくに)の謎の一文字地名
●日本記(にほんぎ)=当て字が醸す味わい
●セメント町=工場門前の正式地名

日本の地名遺産 「難読・おもしろ・謎解き」探訪記51

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