蜃気楼

著:内田 康夫
定価:649円(本体590円)

現役最長老「越中富山の売薬さん」を訪ねる途中、魚津埋没林博物館で幸運にも蜃気楼に出会った浅見光彦。そこへ案内してくれた館員梶川優子の祖父急死の報が入ったが、その尋助こそ取材すべき人物であった。尋助の足取りを追う浅見の前に虚飾に満ちた世界が露わにされてゆく。(講談社文庫)


蜃気楼にも似た人間の業を描く旅情ミステリ。舞鶴で死体となって発見された梶川老人は“富山の売薬さん”の最長老。取材予定だった老人の死の謎を追って天橋立、魚津と浅見光彦が奔走する文芸ミステリ第4弾。

蜃気楼

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