薩摩藩士朝鮮漂流日記-「鎖国」の向こうの日朝交渉

著:池内 敏
定価:1,650円(本体1,500円)

離島勤務から本国への帰途、薩摩藩士安田義方ら一行は遭難し、朝鮮に漂着する。安田は、朝鮮王朝の地方官僚らと漢文の筆談によって、現地での待遇と送還について折衝しながら、一方で、酒を酌み交わし、詩文を贈りあい、交流を深めていく。安田が遺した詳細な記録と巧みな挿図から、朝鮮通信使の儀礼的な通交とはまったく違った近世日朝交流のすがたが見えてくる。(講談社選書メチエ)


筆まめ薩摩武士が描いた、素顔の日朝交流。詩文を贈答し合い、待遇・送還手続について筆談で交渉し、酒を酌み交わす―漂着した武士が残した詳細な記録と挿図から、朝鮮地方官僚との「日朝交流」を読み解く。

薩摩藩士朝鮮漂流日記-「鎖国」の向こうの日朝交渉

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