世界はなぜ月をめざすのか
アメリカのアポロ計画が終了してから40年余――その間、人類は月に行っていません。
人々のあいだにはいつしか「いまさら月になど行く必要はない」という認識さえ広まってきています。
しかし、それは月での優位を独占しようとするアメリカの広報戦略にはまっているにすぎません。
じつは世界ではいま、アメリカ、中国、ロシアなどを中心に、月の探査・開発をめぐって激しい競争が
水面下で始まっています。30~40年後には、月面基地が完成するともみられているのです。
世界はなぜ月をめざすのか? その答えが、本書にはあります。
日本人が「宇宙兄弟」のヒビトのように月面に立つには、どうすればよいのか?
その答えも、本書のなかに見つかります。
「かぐや2」計画の着陸地点検討会の主査など、月探査プロジェクト立案に参加している著者が、
「宇宙大航海時代」を迎えた私たちが知っておくべきこと、気づいておきたいことを、
まるで月面に立って聞いているように、具体的なイメージをもって語ります。
忘れかけていた月への夢が、本書を読めば手が届く現実に思えてきます。
初回限定版に施された、月面の凹凸が触ってわかる特殊加工も注目です!
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