燐火鎮魂

著:宮乃崎 桜子
定価:539円(本体490円)

寛弘4年(1007)初冬。帥宮敦道親王が病死した。5年前に、兄の為尊親王も同様に亡くなっていることから、両者の恋人であった和泉式部が妖狐に憑かれているのだとの噂が流れる。彼女が狐憑きならば、次に狙われるのは帝か、東宮か……。宮に頼まれて和泉式部に接近する貴子にも、妖しい魔の手が伸びる! 調伏に乗り出す宮と義明だが、はたして、帥宮兄弟を祟り殺したモノの正体は……!?


恋多き和泉式部に取り憑いたのは、妖狐なのか!? 義明への恋を断ち切れない貴子にも、その魔手が! 寛弘4年(1007)初冬。帥宮敦道親王(そちのみやあつみちしんのう)が病死した。5年前に、兄の為尊(ためたか)親王も同様に亡くなっていることから、両者の恋人であった和泉式部が妖狐に憑かれているのだとの噂が流れる。彼女が狐憑きならば、次に狙われるのは帝か、東宮か……。宮に頼まれて和泉式部に接近する貴子にも、妖しい魔の手が伸びる! 調伏に乗り出す宮と義明だが、はたして、帥宮兄弟を祟り殺したモノの正体は……!?

燐火鎮魂

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