たべもののおはなし オムライス オムライスのたまご

作:森 絵都 絵:陣崎 草子
定価:1,320円(本体1,200円)

 たまごというのは、もともと、ゆめみがちな食べものでして、にわとりのママから生まれたときから、白いからの中には、ゆめがいっぱい、つまっているのです。
 一番人気のゆめは、オムライスです。つやつやの黄色いうすやきたまごになって、オレンジ色のケチャップライスをくるんとつつみこむ。はなやかで、ほこらしげなあの晴れすがたに、だれもがあこがれているのです。
 同じママから生まれたタマコ、タマミ、タマエ、タマキの四姉妹も、やっぱり、オムライスをゆめみていました。
 しかし、四姉妹を買ったのは、れいぞうこにトマトケチャップどころか、バターも、マヨネーズもおいていない、おばあさんで!?
 本気でゆめをかなえるなら、もっと、自分でがんばらなきゃ、とさとったタマキは、れいぞうこをとびだし、ゆめをかなえるたびに出ました。
 ながいたびのはてに行きついたのは、「まぼろしのオムライス」をつくるというレストラン小山。しかし、そこで「まぼろしのオムライス」となるためには、力をつくして、オーディションをかちぬかなければならないのです。 
 はたして、タマキはゆめをかなえることができるのでしょうか!?

●刊行の趣旨
 子どもたちが大好きなおいしい食べ物が登場する創作童話を、10人の豪華執筆陣が書き下ろしました。
 身近なテーマで、読書に慣れていない子でも読みやすい、小学校低学年向け童話シリーズです。

●シリーズ「たべもののおはなし」の特色
・直木賞、野間児童文芸賞受賞作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。
・誰にとっても身近な「食べ物」がテーマなので、本を読む習慣のないお子さんでも手に取りやすい作品ばかりです。
・ほぼすべての場面に、人気画家のイラストが入っているので、1、2年生でも一人で読めます。
・巻末コラムでは、栄養、マナー、文化等について簡単に紹介。食べ物への理解が深まります。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読にもぴったりのボリュームです。

●シリーズ「たべもののおはなし」のラインアップ
2016年10月発売
オムライス のおはなし (森 絵都)
おむすび のおはなし (もとしたいづみ)
以下、続刊

たべもののおはなし オムライス オムライスのたまご

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