呉越春秋 湖底の城 第七巻
宛出身の范蠡は12歳のときに家も家族も失い、父の親族の范季父がいる越の会稽へ移り住む。18歳の時に計然のもとで学び、ここで親友の種を得て、二人は20代なかばにして太子・句践の側近となる。国主・允常が没し、3年の喪に服していた句践。呉が攻め入ってくるという風聞を耳にし、范蠡と大夫種に真相を確かめさせる。風聞が真実だと分かり、越は来たるべき呉との戦いに向けて準備をととのえ、そしてついに戦となる――。
宛出身の范蠡は12歳のときに家も家族も失う。彼はちょうど施氏を供の開、臼、雀中とともに訪れていたため、難を逃れたのだった。行くあてのない范蠡らは、父の親族の范季父がいるという越の会稽へ移り住む。
范蠡は18歳の時に計然のもとで学び、ここで親友の種(のちの大夫種)を得て、二人は20代なかばにして太子・句践の側近となる。
国主・允常が没し、3年の喪に服していた句践。呉が攻め入ってくるという風聞を耳にし、范蠡と大夫種に真相を確かめさせる。
風聞が真実だと分かり、越は来たるべき呉との戦いに向けて準備をととのえ、そしてついに戦となる――。
兵力で劣る越は、奇襲を行い、見事勝利を収める。
闔慮のもとで栄えた呉は、名君を失い衰退へと向かっていくのだった。
勝利を収めた越では、范蠡がその戦いの成果により邑を与えられ、句践の片腕となっていく。
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