童話作家になる方法
累計100万部を突破し今夏、3Dアニメ映画として公開決定した児童文学『ルドルフとイッパイアッテナ』の原作者が”童話を書く秘訣”を伝授!「独創的物語を目指すな」、「テーマは後、先にプロット」といった童話創作の極意から、物語を思いつく方法、動物を上手く書く方法、新人賞に応募する人へのアドバイスなどの具体的なハウツーまでユーモアにあふれる筆致で語られます。児童書業界のさまざまな裏事情も紹介。
累計100万部を突破し今夏、3Dアニメ映画として公開決定した児童文学『ルドルフとイッパイアッテナ』の原作者が”童話を書く秘訣”を伝授!
「独創的物語を目指すなかれ」、「テーマは後、先にプロット」といった、物語とは何かを考えさせられるメッセージや、物語を思いつく方法、動物を上手く書く方法、新人賞に応募する人へのアドバイスなどの具体的なハウツーもユーモアにあふれる筆致で語られ、読み物としても楽しめます。「挿絵について」「児童書の読者について」など、児童書業界のさまざまな裏事情も紹介。
作家を目指す人、物語を書いてみたい人、童話のようなちょっと楽しい視点で毎日を過ごしてみたい人におすすめです。
「私にはそのときまだ、語るべき話、物語がまったくなかったのだ。ワープロの前にすわっても、書くことがなかったのである。
児童文学にしても童話にしても、そのようなものを書こうと思ったこともなく、それどころか最後にその類のものを読んでから二十年以上たっているのだ。いったい何をどうやって書いたらよいのか、私は見当がつかなかった。
『えーっ! 書くことがあったから、新人賞に応募しようと思ったんじゃないの?』
と、そう言いたくなる人もいるだろう。そう言いたい気持ちはわかるが、じっさい、ほんとうに、私には、入賞して三十万円もらった場合に買うべきものはあったが、応募するための物語はなかったのだ。
だが、肝心なことは、入賞して三十万円もらった場合に買うべきものがあったということであり、書くべき物語があるかどうかではない。三十万円は必要なのだ。それなら、物語は作ればいい!
じゃあ、どうやって?」
──本文より。
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