アメリカの真の支配者 コーク一族

著:ダニエル・シュルマン 訳:古村 治彦
定価:3,520円(本体3,200円)

家族所有の会社としては全米第二位の規模を持つ巨大企業コーク産業の創業者コーク一族の歴史は、まさに戦後アメリカの保守政治の動きの一部だ。リバータリアニズムや反オバマ=ティーパーティー運動にも、資金援助にとどまらぬ強い影響力をおよぼしている。一方で、一族内部での度重なる裁判闘争やスキャンダルの数々により、「現代版のロックフェラー家」とも揶揄されている。この知られざる、アメリカを動かす一族の真相に迫る!


個人(家族)所有の会社としては全米第二位の規模を持つ巨大企業コーク産業の創業者コーク一族の歴史は、戦後アメリカの保守政治の動きの一部となっている。「政治道楽」の一家であるコーク家は、父親フレッドが極右ジョン・バーチ協会の創設に関わった。子供たちにも小さな頃から、共産主義の恐怖や政府の悪について語っていたために、次男チャールズもジョン・バーチ協会に関わり、そこから別れてリバータリアニズムに進んだ。こうした動きはそのままアメリカの戦後保守政治の歴史に並行している。
リバータリアニズムや最近の反オバマ=ティーパーティー運動にも、資金援助にとどまらぬ強い影響力をコーク家はおよぼしている。
その一方で、遺産相続やコーク産業の株所有をめぐり一族内部では泥沼の対立が報じられてきた。1980年代から90年代にかけての度重なる裁判闘争やスキャンダルの数々により、「現代版のロックフェラー家」とも揶揄されている。

この知られざる、アメリカを動かす一族の真相に迫る!

アメリカの真の支配者 コーク一族

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