進撃の華人 中国「静かな世界侵略」の脅威

著:フアン.パブロ・カルデナル 著:エリベルト・アラウホ 訳:窪田 恭子
定価:1,760円(本体1,600円)

中国はいまや「カネと華人ネットワーク」を武器とした、いわば「軍隊なき世界侵略」を行っている。世界を取材して書かれた貴重なルポ


21世紀に入りますます権勢を誇る中国。その影響力は「世界の巨人」としていまや地球の隅々にまで及んでいる。国家をバックとした銀行の融資、世界中に進出する国営・民間企業、世界に広がる華僑ネットワーク。中国はそれらを「武器」として、いわば軍事侵略ではなく、経済侵略を果たしているのだ・・・・・・事実、中国が進出したアフリカ、ラテンアメリカ、アジアの各国では中国の築き上げたダム・橋・空港・ビルなど、多くのインフラが整備され、彼らもまた繁栄を享受しているかにみえる。だが、実際には、深刻な環境問題、地元労働者からの強烈な搾取、現地政府と中国との癒着、相手国からの一方的な資源収奪など、数々の問題が表面化しつつあるのだ。本書はスペインのジャーナリストが世界各地を実際に取材し、膨大なインタビューを重ね、「嫌中」でも「反日」でもない、第三者的な視点から「事実」のみを重ね挙げた貴重なルポと言えるだろう。

進撃の華人 中国「静かな世界侵略」の脅威

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