失敗屋ファーザー

著:樋口 卓治
定価:1,430円(本体1,300円)

「ぼくの娘を取らないでください!」 突如届いた「お父さん検定」。1ヵ月以内にクリアしないと、親権を剥奪される! 派遣先で失敗を繰り返す“失敗屋”の一郎は、娘を守りきることができるのか?世の中のお父さんは、こういうことで悩んでいる……かも?


デビュー作『ボクの妻と結婚してください』が、デビュー作にもかかわらず書店員と読者の支持を受け3刷。前作では著者自身もよく知るテレビ業界を舞台に書いたが、今回はまったくのフィクションに挑戦した。人材派遣会社で働く一郎は、世界でただ一人の“失敗屋”。自分の失敗を通じて会社の人間関係を修復する失敗のプロフェッショナルだ。そんな一郎のもとに、ある日一通の手紙が届いた。「ファーザーズオフィシャルアプルーバル」と書かれた謎の黒い封筒を開けると、そこには「お父さん検定」のお知らせが。1ヵ月以内にこの検定に合格しなければ、一郎が愛する娘・清江の親権を剥奪されるという。困る一郎。仕事では失敗しているがこれは失敗できない。人生最大の危機を迎えた一郎が、理想とお父さんになるべく娘のご飯をつくっていると、清江が話しかけてきた。「お父さん、わたし留学したいんだけど」「今なんて言った?」大ピンチ!果たして一郎は、無事に清江の父親でいつづけることができるのか――?
笑いあり涙あり、七転八倒のお父さん奮闘小説!

■目次
第一章 お父さん検定が来た
第二章 失敗屋はプロ、お父さんはアマチュア
第三章 父として
第四章 段々、父親と娘
第五章 お父さん検定
エピローグ 子別れ

失敗屋ファーザー

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