講談社のおはなし絵本箱 おやゆびひめ
朝ドラのオープニングイラストで今、まさに大注目の荒井良二さん。愛らしさと卓越した技法による見応えのある絵で刊行当時も話題を集めた『おやゆびひめ』を新装化し、幅広い世代で親しめる造本へと変更いたしました。
三木卓さんの文章は名作にふさわしい端正なたたずまいと、子どもの読む力を考慮に入れたよみやすさが絶妙で、長く本棚に置いておきたくなる1冊となるでしょう。
今こそ、美しい絵と文が一体化した名作のよさを伝えていきたいと、シリーズの新装復刊を開始いたします。
なかでもアンデルセンの代表作のひとつ、『おやゆびひめ』は、幅広い世代に手にとっていただきたい名作です。
チューリップの花から生まれたおやゆびほどの大きさの女の子が、あるときは、ガマガエルにつれさられ、無理矢理お嫁さんにされそうになったり、コガネムシにさらわれたり、ノネズミのおばあさんには、モグラのお嫁さんにされそうになったりしますが、やがては、花を守る妖精の王子様とむすばれるというハッピーエンドの物語。
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