デジタル・デメンチア 子どもの思考力を奪うデジタル認知障害

著:マンフレド・シュピッツァー 訳:小林 敏明 監:村井 俊哉
定価:2,420円(本体2,200円)

世はあげてデジタルの時代です。ネット、ケータイ、ゲームなどなど、デジタルは、私たちの暮らしに深く浸透し、かつ、さらなる進化を続けています。もはやデジタルなしに、人間社会は成り立ちません。
しかし、人間は生まれたときから無際限にデジタルのシャワーを浴び続けて本当にいいのか、という根源的な疑義を呈するのが、本書の著者マンフレッド・スピッツアーです。
少なくとも、子どものときからデジタル漬けになると、明らかに脳の健全な生育を阻害する、というのです。
すぐれた脳科学者である著者は、このことを感情論ではなく、膨大な科学的データによって明らかにしていきます。
たとえば、幼いときから、パソコンで検索することを当然とする教育と、検索ではなく自らの手を使って調べる教育を受けた子どもで、脳の発達にどのような違いが出るのか。
あるいは、暴力的なシーンのあるゲームに熱中した子と、そういうゲームに触れなかった子では、どのような違いが出るのか、などなど。
ケータイ、パソコン、ゲームなど、子どもはおびただしいデジタル環境のなかに産み落とされます。それをそのまま放置して、本当にいいのか。
脳科学の見地からの、現代社会への警告の書です。

デジタル・デメンチア 子どもの思考力を奪うデジタル認知障害

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